【2020駒場祭 ダブル部内戦構築】トルネグロス+マンムー

【構築経緯】

マンムーというガラルのヒョロガリが実は強いことを証明したかった。

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この環境で凶悪な性能を誇るブリザポスにダイマックス状態で打ち合えるメタグロスダイマックスエースに据えることをまず決めました(情報が遅い)。メタグロスを通すうえで、中途半端な素早さを補うためにトリックルームや追い風といった素早さ補助が重要だと思われますが、ここは好みでおいかぜを選択。トルネグロスという並びで味方弱点保険のコンボを使っていけるのもこの選択の大きな要因になっています。

というわけでトルネグロスの構築を検索して、トップに出てきたリバティノートのRipexさんの構築を参考にほぼパクりました(急に雑)。

 

liberty-note.com

 

使用個体のうち、トルネグロスヒレは参考元と同じもの、ガエンはBoxにいた似た調整のもの、サンダーとマンムーはぶっぱです。こんな雑で自己満足の劣化パクリ構築なんで、個体紹介は上の記事を読んでもらうことにして(めちゃくちゃ完成度の高い構築なので読み得です)、マンムーの使用感をメインにお話していきます。

 

マンムー

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持ち物:きあいのタスキ
特性:どんかん
実数値(努力値):185-200(252)-100-x-81(4)-132(252)
技構成:じしん / 10まんばりき / つららおとし / こおりのつぶて

 

使いたいがため、ウーラオスと交代で構築に入ってきたガラルの原住民。じめん+こおりというタイプは攻撃面においてとても優秀で、タイプ一致でダイジェットを打てるひこうタイプと、相手のダイジェットを半減に抑えられるでんきorはがねタイプといった、今の環境に多いポケモンにたいしてタイプ一致で抜群の技を打ちこんでいけます。一方で耐性面は貧弱で、強力なダイスチルやダイナックルを抜群で食らいますし、防御と特防の種族値も物足りないです。

最初はダイマックスで抜群打点を押し付けていけるいのちのたまを持たせていましたが、ダイマックスしても耐久がこの準伝環境ではどうにも貧弱で、すぐ倒されてしまうことが多く使い心地は微妙でした。そこで、ダイマックスは基本的に切らずに非ダイマックス状態で打ち合いことを主な方針とし、持ち物は耐久を補って場に生存できるターンを伸ばせるきあいのタスキとしました。先制技のこおりのつぶてと相性のいい持ち物です。

技構成に関して、上記のこおりのつぶてと氷技枠のつららおとしはほぼ確定ですが、残りの技で非常に悩みました。地面技として優秀な範囲技のじしんがあり、この技はトルネロスやサンダーと並べたときに相性がいいですが、メタグロスやシュカのみを持ったガオガエンがいる場合には打ちたくない技です。そのため、10まんばりきの採用が安定しそうですが、まもるダブルバトルには重要で、そうなると技枠が足りません。

最終的に、まもるを抜きました。難しい選択ですし使用者によっても異なるとは思いますが、有利対面で地震を打ってダメージアドバンテージを強引に稼ぎにいきたかったのと、タスキ枠に守るを搭載しても結局ウーラオスダイマックス技に貫通されてタスキの強みが無駄になってしまうことを懸念したからです。また、私自身が特段の考えもなしに漫然と守ってダブルバトルをやっている気になっていたような気がしていたのも一つの理由でした。

 

基本的な立ち回りとして、初手にトルネマンムーで選出して素早さサポートを行いながらダメージを蓄積させ、マンムーが倒れたところで後ろからメタグロスを出しダイマックスで制圧、バフをレヒレに乗せて詰めていく、というものがありました。これが決まれば強く、フリー対戦企画ではそこそこの勝率を収められました。

 

【ウーラオスを抜いたことによる改悪点】

マンムーを採用するために一撃ウーラオスをパーティーから外したわけですが、これによるデメリットも無視できないほど大きいです。

まず、終盤の詰めが難しくなるという点があります。一般的に、終盤ではお互いダイマックスを使いきった状態ですので、守るという技がお互いの命運を握る重要な技になってくるわけで、これを無視して攻撃できるウーラオスは終盤最強の詰め駒と言えるでしょう。これを失った本構築では、終盤の詰めは原案と比べて弱いです。

また、能力(特に防御の)上昇による影響を受けやすいのも本構築の弱点です。ウーラオスは確定急所のあんこくきょうだでこれを無視できるわけですから、当然この点はウーラオスに軍配が上がります。(ゲーフリさん、このポケモンに色々与えすぎではないですか?)

さらにより具体的な点ですが、本構築はクレセリアの突破手段がかなり薄いです。一致抜群をとれるウーラオスが抜けて、マンムーはふゆうでじしんが効かないので、クレセリアが重いのは明らかでしょう。サポート役として優秀でそこそこ攻撃もできるこのポケモンに好き勝手されるのは非常に厄介です。
弱点保険が発動したメタグロスで攻撃していくしかないですが、それは相手視点でも明白ですしグロスを真っ先に処理しにかかるでしょう。厳しいことは変わりありません。ガオガエンDDラリアットが対抗策になりうるかとも考えましたが、ダメージ計算したらHBクレセに乱3で泣きました。

 

【まとめ】

マンムーは悪くない性能ですが、この構築により合うのはウーラオスでしょう。いつかマンムーが真価を発揮できる構築を見つけてみたいですね。

以上お読みくださりありがとうございました。指摘などあれば @utakata_poke まで。