SVシーズン1シングル 使用構築の記録

【構築のコンセプト】

・ステロ+欠伸で荒らして、上からスイープする

 

【基本選出】

・パターン1:ステロ撒き+ラッシャ+アタッカー
無難にいちばん強い。ステロ撒きの2体はタイプの補完が良いので、より仕事できそうな方を選ぶ。

・パターン2:セグレイブ+クッション+誰か
ステロが刺さらなかったり、ドラゴンが多かったり、セグレイブの通りがいいときに最もパワーを出せる選出。気軽に拘りを解除できるようにクッションを置くほうが良いが、@1は刺さっているポケモンなら何でもいいと思う。

 

【簡単な個体解説】

陽気HS@メンハ

ステロ撒き①。ドラゴンの一貫を切れる、サーフゴーを麻痺らせられる、アンコールで起点回避できるなどの点が強い。一方でパワーは不足しがちで、選出時はアタッカーのHP管理に注意したい。
相手のドラゴンに地面技がなさそうなとき(ドラパ・サザン)に初手で選出するほか、の引き先として選出してもよい。
採用当初はタスキ持ちだったが、メンハを持たせたところ挑発耐性だけでなく初手のデカヌミラーでも役立ったため、そのまま定着した。シーズン終了後にふうせんが流行ったのを見て、サイクル参加できるようにするのも強いなと感じたので色々試してみるべきだったと思う。

 

わんぱくh212a4b132d44s100 @レッカ

ステロ撒き②。フェアリーテラスタル+みがわりなどを意識してじならしではなくじしんを採用。ガッサに申し訳程度の抵抗で草テラス。
当初はオボン込みで鉢巻ドラパルトのドラゴンアローを耐えられる型だったが、ラウドボーンに後出しすることを考えてレッドカードを持たせた。
ステロを撒きたいときにとりあえず選出する枠。ジバコイルが見えたら選出確定と思っていい。セグレイブがテラスタルでドラゴンタイプを失いがちなので、電気耐性がこのポケモンに集中していたのは良くない点だったかなと思う。

 

わんぱくHb196d60 @ゴツメ

あくび役。眠らせるのではなくステロを踏ませるのが目的なため、守るは採用せずねむるを採用した。テラスはあまり切らないが、地割れを透かしたいときがありそうなので飛行。
ねむねご型かあくびまもる型が多く、ねむるあくび型はあまり見なかったように思う。ねむる単体でもTODをできる相手がそこそこいたり、ゴツメに触れる回数を無理やり増やせるため、もっといてもいい型だと感じた。また、@2は自由枠なので地割れで運ゲーをするのではなく、ボディプレ雪崩やアクブレ地震みたいな構成にして削り範囲を広げるのも一手だったように思う。
一方で、この構築ではロトム系統やジバコに後出しからボルチェンをされるだけで厳しくなるため、振り返るとまもる採用でもよかったかもしれない。

 

いじっぱh244As12 @ハチマキ

アタッカー①。特化鉢巻氷テラス礫の先制異常火力で相手は死ぬ。初手テラス氷柱してもめちゃくちゃ強い。耐久も信頼できる。
相手のセグレイブが氷テラスであることはあまりないので、初手のミラーはテラス氷柱でつっぱっていた。他にもかなりの対面で初手テラスで突っ張ったが、ワンパンされることは少ないので、一旦引いてステロ展開から礫でスイープのパターンでかなり勝てた。
今はタスキセグレイブがそこそこいるのでやっちゃいけない立ち回りだと思います。

受け出しにテラス氷柱5発あてて落としたときは笑いが止まらなかった

 

わんぱくHB @残飯

アタッカー②。加速して自分で殴ってくタイプの怪鳥。当初は凝った調整で使っていたが、ヘイラッシャのアクブレに身代わりを壊されつづけて鬱になったのでHBに変更した。これでも大体は割られてしまうため、別枠での対策を余儀なくされた。

早いポケや物理ポケを相手にするのは余裕がないため、上手く対面操作して着地させることを意識する。アシパの枠はルミコリでもいい説がある。
受けまで崩せると言ったものの、鈍いノマテラドオーに択で1回負けて真顔になった。

 

"凝った調整"
控えめh180b116c68d4s140[調整意図]S:1加速でドラパ抜き、H:16n+1(奇数で残飯効率最大)、C:11n(補正時効率最大)、B:余り
自分で考えたが、好きなので載せておく。

 

控えめHb28c228 @眼鏡

ここまでで、相手のヘイラッシャに後出しからテンポを取れるポケモンがいなかったので、自分で相手をしたくないと考えていたwロトムを採用した。

セグレイブの存在から地面タイプが選出されにくく、ボルチェンでの対面操作を通しやすかったように感じた。

一方で、ボルチェンからサイクルを回せるような構築にあまりなっていなかったので、嚙み合わないと感じる部分も多々あった。とくにヘイラッシャとタイプがかぶっていることが気になる場面も多く、もしかするとカットロトムのほうが適していた可能性もあったと思う。

 

【構築の作成経緯のふりかえり】

試合の展開が分かりやすい積み構築を使いたいと思っていたが、環境の天然持ち(,)に止められることは避けたいため、天然による対策を貫通できるエースから考えた。まず考えたのが型破り持ちのをエースとした構築だったが、厳しい点が多かったため一新する必要に迫られた。考えるなかで、ならばアシストパワーの威力上昇が天然持ちを自然に対策できる要素ではないかと思いつき、ここから組み始めた。

 

そこで作成した並びが上記のものであった。ステロ撒きで荒らし性能の高いデカヌチャンと、ステロと合わせて強い欠伸持ちであり、クエスパトラが厳しい超火力先制技持ちのカイリューに後出しが安定するゴツメHBヘイラッシャを採用してひとつの並びとした。

続いて、当時流行りであったステロまきびしHBを採用した。デカヌチャンとの補完が良く、一方が出しにくい相手にはもう一方が通ることが多い点がよかった。

さらに、もアタッカーとして採用した。鉢巻+氷テラスタルこおりのつぶてのダメージを最大限引き上げることで、「ステロ+あくびからのスイープ」という立ち回りを容易にした。

 

ここまでの並びは感触よく使えていたが、最後の一枠は決めることが難しかった。

初めは他の構築からの流用でhds@残飯(炎舞蝶舞鬼日差し)を使っていた。嚙み合う要素もあったが、全体的に相手のヘイラッシャが重いと感じる局面が多かったので、最終日は眼鏡を採用して使った。(ミトムの画像、ゲーム内でもちょっと変だけどなんなんだ?)

 

 

 

・(おまけ)@ブーツ おだやかhds

技構成:炎舞/蝶舞/鬼火/日差し

ロトムの前にいたポケモン。特殊受け、鬼火での起点作成、アタッカーと何でもできるカタログスペックはある。

この枠にあるといい要素を整理しておくと
 ①全体に足りない特殊耐久を補う
 ②地面の一貫を切る
 ③ステロで削れた相手を全抜きできる
 ④ヘイラッシャ/キノガッサ/ラウドボーンに強い
 ⑤ついでにドラゴンにも見た目強い(環境のドラゴンが強すぎるため)
辺りだろうか。ロトムは②、⑤と部分的に④を満たせる存在だと言えるだろう。